2018/03/14

ライン交換 3月10日(土)

閑話休題
フライトから少し離れてね。

3月10日(土)
パラグライダーのライン交換です。


パラグライダーの構成はラインがほぼすべて。
そのラインによって、大事なアングル(迎角)が決まります。
ラインがたくさんあれば、キャノピー構成もきっと、
きれいにできます。
形良いパラグライダーの誕生です。

しかし、

滑空比、揚抗比の観点から言うと、抵抗が増えて
性能が悪くなる。いわゆる、ライン数が少ない方が、
性能がよくなっちゃうので、現在では、
細いわ、ライン数少ないわ、となっちゃってるんですね。
少ないラインで、安全性を担保しないといけないのです。

現在のパラグライダー。
どのくらい少ないかというと、
NOVA社、メンター1(S)とメンター3(S)では、
77m分、ラインが少なくなってます。
GRADIEN社、アスペン1(S)とアスペン4(S)では、
110m分、ラインが少なくなっています。

よってその分の空気抵抗が単純に減って、
性能の向上に繋がっているわけです。
副産物として、速度が速くなっていることもお忘れなく!

少なければ一本に対する負担は、当然増えます。
ところが、パラグライダーの揚力は、前列A、B側の一部で
より強く大きく発生していて、後列C、D側ではそんなに
発生してないって言う、偏った構造。

バランス良く変化すれば、おおむね、
A側はさほどではなく、C、D側のテンションが
あまりかかっていないラインに縮む傾向が見受けられます。
(各社使用ラインや本数、フライトする環境によって異なります)

アスペクトが低いグライダーでしたら、
たとえば、ローアスペクトグライダー(初級機やタンデムなどね)
少々の迎角変化は、範疇なのですが、

アスペクトが5を超えてくるようなモデルでしたら、
後列側が1cm縮んでも、アングル全体に及ぼす影響は大!
なので、定期的に検査すること強くメーカーから進められています。

メーカーによっては縮むことを想定して、
C、Dラインのラピットリング側に、ノットがつけられていて、
「1年たったら調整してね~」みたいな軽い感じから、

「70時間でフルライン交換してください!」と
警告としてマニュアルに明記しているものまで幅広い対応です。

あっ、皆さん、マニュアル読んでます???
重要な警告はもちろんのこと、
結構、面白いことも書いてありますよ~~

例えば・・・
「適切な降下手段を持っていないのであれば、
上昇帯を飛行しないでください」

「降りたいときには、沈下する場所を探してください」
    ↑
Bラインストール、翼端折りでの降下手段、スパイラルは
しないでって事のようです。

ライン交換に戻ります。
今回のライン交換は、メーカー作成のマニュアルに則り、
定期時間となりましたので、フルライン交換となりました。

NIVUK社 PEAK4(25サイズ)

ライン交換のポイントは
1 作業は室内です。
   野外では風の影響で、広げたラインが
   わからなくなってしまったら困ります。
   炎天下での作業はもってのほかですよ~
2 作業担当は、グライダーのライン構成を熟知。
   まぁ、当然ですね。
   知らない人同士がやっちゃだめです。
3 組み上げるのに、一度シミュレーションを。
   A~CもしくはDまであるライン構成と、
   カスケード(枝分かれ)部分をしっかり頭に入れましょう!


パラグライダーの横幅は、8~12mです。
タンデムはもう少し広いですね。
ライン構成と枝分かれをしっかり確認します。


スペインNIVIUK社、PEAK4(25)は、
AR(アスペクトレシオ 縦横比)実測6.8、投影5.14
EN-D 2ライナー構成です。


このラインプランをしっかりとね。
見ときましょう~


PEAK4(25)の全部のラインが、こんなパックひとつに入っちゃいます。
いかに少ないのかが、よくわかります。


PEAK4は2列構造で、通常のAライザーに当たる部分をAというくくり、
2列目はCというくくりです。
一番キャノピーに近い側は、A、B、C、Dの4列となっており、
AとBが、CとDが、縦に繋がります。


バラす前にラインとラピットリングの関係を見ときましょう~
特にスタビラインがどこにつくのかは、めちゃくちゃ重要です。


すべてのラインを、ほどいてとっておくという方法もありますが、
この作業では廃棄しました。
よって、末端からラインカッターという専用のカッターで切断。


組み上げていく列ごとのラインをテーブルに並べて確認。


これはAの末端。すぐ下にBがあり、この長さですぐに結束です。


ラインをどっちから入れる、どう結束させるなどのルーティンを、
きちんと決めておきます。


末端が終わり、ラインとラインの結束。
さらに太さが違うものを結束させるときには、より注意が必要です。


順番に引っ張って、よりがないよう。



この作業は効率を求めず、しっかり間違いないようにやります。
ラインには品番が書いてあるシールが対になってあります。
その品番シールを剥がしたら、どこのどんなラインなのか、
わからなくなっちゃいます。


さぁ、出来ました~
この後、ランディングでライズアップ、そして納品前に
プレフライトを行います。
すぐに飛んじゃだめですよ~~~~

Googleフォトアルバム!


2018年3月

3月14日(水)~3月21日(水) お休みです。
(申し訳ございません~)

パラグライダーパーク青木 2018 オープニング

今年で18年目 パラグライダーパーク青木
3月24日(土)  8:00~
※ 夜クラブハウスにて開校パーティーです。

2018年国内外ツアーのお知らせ

北海道ツアー2018
北海道赤井川、ニセコ、留寿都
2018年6月22日(金)~6月25日(月) 3泊4日
※6月21日(木)~もOKです。


イタリアツアー2018

北イタリア2018年8月31日(金)~9月11日(火) 12日間



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