2016/11/16

フルライン交換 vol.3

ライン交換、3日目です。
何度も言いますが、普通はこんなに時間かかりませんっ!
とりあえず、自分のなので、のんびりやりました。
言い訳じゃないよっ


では、最後のライン結束。
本日は、B、AそしてA’です。

ミドル2本がメイン1本に結束・・・全部で12本の結束です。



空いた袋は、全て結束した、アッパー、ミドルに、メインライン。


さぁ、残るはこの2袋です。
B、AそしてA’です。


ぐちゃぐちゃに見えますが、ばっちりおさまっています。
ここまで間違い無しの、完璧です。


アッパー2本がミドルの1本になりますので、
ここをメインに繋げるのにあたって、ねじれに気をつけます。


ねじれてないのをしっかり確認して、メインと結束です。


そのメインは、もちろん、ライザーラピットリングに繋がります。
ラピットリングの開放口は、外に開いていて、
センターラインから入るように、左右なっています。


再度、再度・・・本日の行程を、ライン表見て確認です。


A、A’のみとなりました。
この辺にくると、ラインの太さを実感します。
パラグライダーの重心は、ほとんどA、Bのセンターにかかっています。
なので、当然一番太いラインとなっているのです。


3A3は、A’=ビッグイヤー(翼端折り)です。
ライン交換のファイナルは、この3A3でしめることにしています。
大事ですからね~


ラピットリングのラバーも、しっかりとコネクト。
最後の仕事です。


全てのライン・・・結束完了です。
ルーティーン従って、正しく結束できました。

あとは、ライズアップして、テストフライトするだけです。


綺麗な仕上がりです。


タンデムグライダーとは言え、いきなりお客様や、パイロット乗せて
飛んだりはしませんよ~
重り積んで、とりあえずのラインチェックです。


さぁ、あとはテストフライト、待つばかりです。
飛びが画期的に変わっているので、楽しみです。

こうしてフルライン交換、終了しました。
お疲れ様でした。

パラグライダーは線対称となっていますので、ノットの接続方法に、
線対称になるように工夫しています。

+、結束するときに締め上げる力加減、ラインの順番、
ルーティーンが必ずあります・・・

ということで、僕自身、ライン交換自体、一人で行います。
一人の方が、時間かかっても良いと思います。

空を飛ぶものですので、そこはこだわってやってきました。



今回は3日もかけましたが、通常は1日仕事です。(ピノコが居なくても)
念のため・・・

続いてラインチェック!
こちらはメンター3(S)
オーソドックスな3ライナー+Dライン。




さぁ、パラグライダーのアングル検査、スタートです。
この検査・・鉗子もいらなけりゃ、ピノコも無し。
3時間で検査終了です。

アングルのトリートメントは、リクエストによります~
こういうお仕事、ウィンターシーズンに集中してやっています~


追伸

パラグライダーの性能に特に重要な部分・・・
アタックアングル=迎角

翼弦線と前進方向とが、なす角度です。


飛び如何のみならず、安全に飛べるかどうかもかかっています。
納品した初期性能から、徐々にアングルは変化していきます。
飛んでも飛ばなくも、変化していきます。

4年飛んでないから・・・は、ありません。
丁寧に使っているとか、関係ありません。
フライトしているその土地の環境、
保管しているその場所の、湿度と温度によって、
迎角は変化します。


かならず、100%変化します。


ライズアップが上手く行かないとき・・・
サーマルに入りにくいとき・・・
旋回しにくいとき・・・
何気ないターンが曲がりにくいとき・・・
ランディングで失速に入ってしまったり・・・


などなどの失敗や、インシデントを、



気流のせいにしていませんか?
自分の技量のせいにしていませんか?








ひょっとしたら、アタックアングルかも知れませんよ~~~





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